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コラム

夢講座(弁護士 外山 亮)
  先日,県北の公立高校の1年生を対象に,「職業・夢講座」として,「弁護士とはなんぞや」ということで1コマ45分講話をしてきました(当日は,弁護士以外にも警察官やマスコミ関係者など多種多様の方が講話をされていました。)。
 私が高校生のころには,このような企画はなく,現在の高校生がうらやましくも思えると同時に,フレッシュな高校生を相手に弁護士の仕事を話す機会を持て,頑張らなくてはという気持ちにもなりました。
 その中で,クイズとして,「又は」と「若しくは」の使い分けについて出題させていただきました。
 大学入学後の最初の民法の授業の際,法律用語の使い方として,Y教授がレクチャーしてくれたものです(その他に,「場合」と「とき」と「時」の使い方などが挙げられます。)。
 条文は,ときには(というかその多くが)難解であって,きちんと日本語の使い方がされていないと解釈を誤ったりすることもあります。
 「又は」と「若しくは」について解説をすると,
 @  選択をするときには,最初は「又は」を用います。
 また,比較対象が3つ以上のときには,最後の語句の前のみ「又は」を付けます(例 りんご,すいか,ぶどう又はメロン)。
A  選択される語句に段階があるときには,一番大きなグループに一回だけ「又は」を使い,その他の小さなグループには「若しくは」を使います。
 「又は」と「若しくは」を説明するため,よく刑法199条殺人罪の条文が例に挙げられます。
 「刑法199条  人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。」
  これは,死刑か懲役刑かという大きなグループと,懲役刑の中での無期刑か5年以上の有期刑かという小さなグループがありますので,死刑の後には「又は」を,無期の後に「若しくは」を使うことになります。

 そのほか,「場合」と「とき」と「時」,「及び」と「並びに」,「その他」と「その他の」など普段何気なく使っている言葉でも,その使い方にはルールがありますので,一度調べられてみると「なるほど」と思われることがきっとあると思います。


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